2度目の恋は、やさしい蜜の味

「何突っ立ってるんだよ」

「え……いや、そのう……邪魔しちゃいましたか?」


美月は砂浜に視線を落としながらそう言った。

海なんだから当たり前なんだけど、悠斗さんの上半身が裸だから近づかれると目のやり場に困る。


「なんだ、こっちの子まだ子供じゃない。こんな子と一緒にいても楽しくないでしょう。そっちの彼は無理っぽいからあなただけでも私たちと一緒に遊びましょうよ。後悔させない自信があるわよ」


悠斗に迫っていた女性は、余裕のある素振りを見せながら立ち上がると、妖艶な笑みを浮かべ悠斗の腕に自分の手を絡めた。


手が……なんか……いや、かも。

って、いやって何よ、いやって。

今のなし。

それにしても、わたしってやっぱり子供っぽいのかなぁ。


美月が落ち込んでいると、由美がつかつかと横に歩み寄り、パーカーのファスナーを一気に下ろし、美月が着ていたパーカーを剥ぎ取った。