2度目の恋は、やさしい蜜の味

「おう、やっと来たな」

「着替えにちょっと手間取っちゃったの。待たせてごめんね。それで、この方たちは?」

「さぁ?知らない人。もう帰るんじゃない?」


佐倉はすり寄ってきていた女性に見向きもせず、由美に優しい微笑みを向けながら立ち上がると冷たい口調でそう言い放った。


「そうなの?なんだ、てっきりナンパされてるのかと思ったわ」


由美はちらっと女性の方を見た後、佐倉に向かってとびきり綺麗な笑みを返した。


こ、こわい……


美月はそれを見ながら若干怯えていた。