2度目の恋は、やさしい蜜の味

一向に出ようとしない美月を見兼ねて、由美は閉まっている扉に向かって「もう、いいからとりあえず出てきなさい!」と言った。

美月は観念して、更衣室のドアを開けると、荷物で前を隠すようにしながらすごすごとそこから出てきた。


「おー、いいじゃん。似合ってる。恥ずかしいならこれ羽織っていけばいいから」


由美はにっこりとほほ笑むと白地の可愛いパーカーを美月に渡した。


そうか、パーカー羽織っとけばいいんだ。

そんなことすっかり頭から抜けてたよ。


美月はパーカーを準備してくれていたことに対して由美にお礼を言うと、荷物を足元に置くとすぐにそれを羽織ってきっちり前を締めた。


身長差のある由美のパーカーは美月のお尻を少し隠すくらいの着丈であった。