2度目の恋は、やさしい蜜の味

美月たちが待ち合わせ場所の案内所へ辿りつくと、そこには水着姿で腕を組んで仁王立ちしている部長が待ち構えていた。


「よう、早かったな」


悠斗がそう話しかけると野太い声で「遅かったっすね。みんな既に水着に着替えて海に出てますよ」と部長は答えた。


「遊ぶ気満々だね」


由美と美月は2人でクスクス笑いながら小声で呟いた。


「荷物は俺のおばさんが経営してる海の家に預けられるんでそのまま持ってきてください。先輩たちが最後なんすから、ほら、急いで行きますよ」


お昼前に着いたというのに、自分たちが最後だと聞かされた4人はそれぞれ驚いた顔を見合わせると一斉に吹き出した。