- π PI -【BL】



「周―――!!」


バタンっと扉を開けて慌しく周のマンションに飛び込むと、


周は寝室に篭って…テーブルの上でなにやら作業中だった。


メガネをかけ、手には……電気ドリル…?


周は振り返らずに、


「まぁ待て。今取り込み中なんだ」


そう言ってヒツジのぬいぐるみを手にする。


あの……取り込み中って一体何してるンすか?


それ…俺に似てる(?)って言うヒツジですよね。


「話なら後で聞く。リビングで待ってろ」


そう言って周は電気ドリルの電源を入れた。にやりと妖しくヒツジに笑いかけ、その電機ドリルを近づけていく。


ドゥルルルル…


ホントに何やってんだよ…


知りたいけど、知るのが怖い。


俺は大人しく扉を閉めて、言われた通りリビングのソファに腰を降ろした。


しばらく寝室の方を見て様子を伺っていたが、中から


ドッカン、ドッカン


カンカン


ギコギコギコ……



カナヅチやらノコギリの音が聞こえてきて、俺は額を覆った。






俺……あいつのことを好きだと言ったけど、早まった??


あいつの行動…ホント意味不明。