始発の電車に乗って、アパートにたどり着くとゆっくりと息抜きする間もなく俺は慌しくシャワーを浴びた。
こんなときぐらい会社を休めばいいのに……
ホントどこまでもくそ真面目なこの性格が憎い。
シャワーを浴び終えて、アイロンの行き届いたワイシャツに着替えて俺はケータイを開いた。
昨日一日チェックしてなかったから、誰かからメールや着信がきてるかも?
もしかしたら比奈からあったかも。
なんて淡い期待を抱きながらケータイを開いて俺はその場で固まった。
待ち受け画面が、あの変態野郎の嫌みったらしい笑顔に変わっていたのだ。
「な、何しやがるんだ!あいつぁ!!」
思わずそう怒鳴り声を上げて、その写メを消去しようかと思いきや……
“キー操作ロック。暗証番号を入力してください”との文字が。
ロック!?暗証番号!!
なんだよそれ!俺設定してないぞ!
慌てて思いつく限りの四桁の番号を入力するも、全部ハズレ。
あ…の、やろ~~~~!!!
じょうっだんじゃねぇ!!!



