「そうだ、そうだ。あんな女やめて俺にしておけ」
周は何故か俺の隣で同じようにビールを一飲みすると、真顔で俺を覗き込んできた。
不意打ちに覗き込まれて、俺はびくりと身を後退させた。
隙を見せたら襲われる。
こいつは危険人物だ。
だけど……
切れ長の瞳に、思った以上に長い睫。きりりとつり上がった精悍な眉に、すっと通った鼻梁……
唇は少し薄めで…ちょっと色っぽい。
ホントこいつ…整った顔してるな。
なんて思って、はっとなった。
いかんいかん。俺何見惚れてんの!?
こいつは男で!恋愛なんてもってのほかだ。
って言うか疑問に思ってたんだけど……
「あんたってつまるところ、ゲイなのか?」
俺は気になっていたことを聞いてみた。



