- π PI -【BL】


「そうだ、そうだ。あんな女やめて俺にしておけ」


周は何故か俺の隣で同じようにビールを一飲みすると、真顔で俺を覗き込んできた。


不意打ちに覗き込まれて、俺はびくりと身を後退させた。


隙を見せたら襲われる。


こいつは危険人物だ。


だけど……


切れ長の瞳に、思った以上に長い睫。きりりとつり上がった精悍な眉に、すっと通った鼻梁……


唇は少し薄めで…ちょっと色っぽい。


ホントこいつ…整った顔してるな。


なんて思って、はっとなった。


いかんいかん。俺何見惚れてんの!?


こいつは男で!恋愛なんてもってのほかだ。


って言うか疑問に思ってたんだけど……






「あんたってつまるところ、ゲイなのか?」





俺は気になっていたことを聞いてみた。