殺し屋たちが集まる裏道の、とあるBar。
情報交換や仲間との話し合いなどにも
使われるらしく、人が多かった。
私は貴方に騙されているのか…
それすら分からない。
ただ、貴方といたいだけ。
「ごめん、待った?」
『ううん、さっき来たとこ』
貴方はいつも黒のTシャツにジャケット、
殺し屋な当たり前の姿。
『最近どう…?』
「この間ボスからすごい任務を任された」
雅の腕前は、その辺のスナイパー
とは大違いだった。
狙った獲物は決して逃さない。
『私も、すごい任務もらっちゃった』
この任務は貴方に話せない。
知ったら貴方は私から離れてくから…。
その時が来るまで。