ツンっとする。


まだこのニオイに慣れない。


ひくつく鼻をもぞもぞさせながら、爪の端から剥がれ始めているマニュキュアの上に、ベットリとまた同じ色を塗る。


どちらかといえば赤で、
もっと紫に近い。

私の爪たちはそんな色。


そんなピンクが、私は嫌い。