僕は入学式の途中
眠ってしまい、夢を見た。
僕は浜辺に立っていた。
空は灰色の厚い雲に覆われ雨が降っていた。
僕は海の方に何かを見た。それは同じ歳ぐらいの
女の子だった。

その女の子は何かを言っている…。

でも、まだ遠すぎて聴こえない…。

僕は走る…。
女の子のいる海の方へ。

でも、まだ遠すぎて僕の声は届かない…。

『待って!待ってくれ!』
僕は必死に叫ぶ…。
でも、声は届かない…。