『ハァハァハァ……ここ分かりにくいうえに遠いんだよな…。』

僕はだいぶ道に迷わなくなった。

『………!』

『…?……!』

誰かが秘密の場所で話していた。

『先客がいるな…。てか、こんな所にも人来るんだ…。』

僕は話している二人がどんな人か気になっていた。
ここの風景が好きで、友達になれそうだったから……
でも、僕の考えは甘かった…。

僕は少し離れた所から二人を見た。

それは修司と大谷知子だった……。