『んー…真幸?それはね、人に教えてもらうことじゃないのよ。人にはそれぞれの愛しかたがある…だから、あたしが教えてあげられる答えはないの。それはこれからの人生で少しずつ学んでいきなさい。』

姉ちゃんはやっぱり大人だと思った。

『……そうなんだー…姉ちゃん、ありがとっ!』

『いいっていいって!明日の朝早いから先寝てるね』
『おやすみ。』

僕は風呂から出て
布団に入った。

その日の夜は
ぐっすり眠れた。


これも姉ちゃんのおかげだったんだろうな……
ごめんなぁ…姉ちゃん……