そう言うと、海斗はポケットの中から小さな箱を取り出した。



ウソ…ウソでしょ…?



「実菜美…俺と結婚してください。」



涙がこぼれる…。



「もう遠距離恋愛じゃない。ずっと一緒にいよう、俺が…俺が実菜美を幸せにする…ううん、してみせる!!」



「海斗…。いいの?こんな私でいいの?後悔するよ…?」



「それは…俺のセリフだよ。イイのか?俺で…」



ギュッ



「うん…!私、海斗のお嫁さんになる……!」