君と初恋



「ママ…りんな連れてきたよ」


「ママ!あ~お昼寝?ママ…帰るよ起きて」

「りんな…ママはもう起きないよ」


「なんで?」

「ママとは…少しの間お別れだよ…りんながお別れの握手したらママ喜ぶよ」

「えっおわかれ?」

「そうだよ…ママが喜ぶから握手してあげような…りんな」

「うん!」

お母さんの手は氷のように冷たかった

それがその時ママがしんだことは分からなかった