フルスロットルラブ


すぐ側にある愛しいものが、

手に入らないもどかしさ。


ただ見つめるだけでは、

決して手に入らなかった情熱を、

初めてこの身に受け止めて。


ああきっと…、

颯真の感じていたもどかしさは、

こういう事だったのかもしれないと、

改めて気づいて。


その切なさに、


もどかしさに、


愛しさに、


また涙が溢れた。