そんな必死な気持ちを全く酌み取らない颯真は、あっさりと私を組み伏せると、
私の耳元に唇を近づけて来て…
『だったら大人しくしていろ。』
と、傲慢にかつイヤらしく言い放った。
ちょっと待ちなさいよーー!と慌てふためいている間にも、どんどん脱がされて行く私。
颯真の余りの手際の良さにあっと言う間に裸に剥かれてしまった。
そして裸になったという事は、これからする事は1つな訳で…。
余りの強引さに戦々恐々としていると、私の上に覆い被さっている颯真が…
『今日はゆっくり抱いてやるよ。』
と、これまた傲慢発言をかまして来た。
そこはゆっくりでも困るんですけどーー!!と心で叫びつつも、
ゆっくりと落ちてくる唇を前に、条件反射で目をつぶってしまう私は、相当颯真に溺れているのだろうと思う。



