「た、たまには見つめるだけの時間も必要かと…」
そう、人生には見つめるだけの穏やかな時間も必要だと思うのよ!
ねぇそうでしょう?
そうだよね!?
と颯真に伝わるように必死に目で訴えてみる。
だけど…
そんな私の目をしばらくじっと無言で見つめると、
『こんだけ見つめれば十分だろ。』
と言って、颯真が不敵に笑った。
こんだけって…
たったの1分ぐらいしか見つめて無いじゃないの!
そして、ア然ボー然とする私の隙をつくと、颯真が速攻で襲って来た。
ガバっという音が聞こえて来そうな勢いで襲って来ると、
フルスロットルで押し倒された。



