はぁ、はぁ……。
『ダメっ!!!こいつらだけは、絶対に殺すな!!!!!』
う……るさい……!!
なんとか声を振り切って立ち上がろうとするがダメで……。
立ち上がろうとした足からくずれ、倒れてしまった。
「「「「「懍華(くん)!!」」」」」
今度こそ、目の前にいた男含め外野までもが駆け寄ってくる。
なんで、よ??
私は身体を無理やり動かし、立ち上がった。
気を張ってないとぶっ倒れそうだったけど身体を前屈みにしてなんとか耐える。
「来るな!!!!」
強く拒絶した。
「……なに言って……!立てる状態じゃねぇだろ!?」
外野の赤髪の男が言う
なんで殺さなきゃならないやつらに 心配されなきゃなんないのよ……!
「懍華………。」
目の前の男が痛々しそうに呼ぶ。
「…………。」
ていうか 私……はっ!
「懍華じゃないっつーの!!」
そうピシャリと言うと私以外の動きがピタッと止まった。
私は 染羅木京華。
『リンカ』じゃない。
自分の名前を好きだとか思ったことなんてないけど。
大嫌いだけど。
それでも、私は『キョウカ』。
染羅木、京華が私の名だ。
