天井から様子をうかがうと、そこには、昼間のあの人がいた。


月を見ながらなにやら思案しているようで、そのがっしりした見かけには似合わない。


「…………。」



てか、他にも誰かいる??

しかも一人じゃない。複数だ。


……。
建物に明かりがついていない時点で妙だとは思ったけど。


私を試そうっていうの?


ふ……。
おもしろいわ。

いいわよ。
その馬鹿な誘い乗ってあげる。


痛い目みるのはどっちかな??



私は薄く笑い、天井から跳び降りた。