紅憐鬼



「それから、駿助、京華の正確な実力は今んとこ分かってねぇが、敵ってことでお前が京華と争うなら、おそらく無事じゃすまねぇぞ?」


「……分かった。」


たぶん駿助自身分かっているんだろう。若さ故の自分の未熟さを。

若さ故っつったって、新選組の幹部連中、まだ30になったやついねぇから、みんな若いっちゃ若いんだが、駿助は最年少。ついこの間高校に上がったばっかりだからな。


「一磨、お前には……。」


「心得ています。局長や副長が留守の間、この二人を見張っていればよろしいんですね?」


「ほんと話が早くて助かるぜ。」


「うっわぁ。見張るとか嫌だなぁ。そんな見張らなくったって悪いことなんてしないよ」

「そうだよ。一磨くんっ!」


「日頃の行いのせいだ。諦めろ。」

総真、駿助と続く文句をさらっと受け流せるところも一磨のすごいところの一つだよな。



「それと、山崎お前は引き続き上の監視を続けてくれ。それとめんどうだろうが、紅憐鬼としてのあいつを見ていてくれ。」


「まかせとき。」


「近藤さん、浩介、新は、局長暗殺命令が京華に下されるまで待機。下された後、京華と対峙。可能ならここに連れ帰る。もちろん俺もまわる。」


「わかった」


「あいよ」


「おぅ」


近藤さん 浩介、新は頷きそれぞれ了解の意を示した。