紅憐鬼


「総真、土方さんは悪くはない。それから、あいつらはただ斬り刻むだけじゃ足りんだろう。地獄を見せてからだ。一瞬では死なせない。」


は!?ちょ……待て!!
今の一磨か!?一磨なのか!?!?

いつもの一磨なら絶対考えらんねぇ台詞が聞こえたんだが!?


「わかってるよー。」

『当たり前じゃない』とクスクスと黒く笑う総真。


「山崎くんに、痺れ薬のような毒でも調合してもらうか?」


「なに言ってるの?一磨くん。甘いよ。あー、そうだ。あのお嬢様にさ自分がどれだけ醜いのか分からせてあげようよ。」


お嬢様??相手って女なのか?
こいつら女に対してこんな物騒なこと言ってんのか!?


「一週間拷問でもするか?」

おい……。

「んー、それもいいけど、あのお嬢様世界一美しいのは自分みたいなバカな考えしてるからさ、顔に酸でもかけて二度と見られないようにしてあげればどうかなーってニコ」


コラ…。
笑顔で言うな……。


「……いい考えかもな。」


「でしょ?そ「くぉぉらぁぁぁぁぁ!!!!!」」


女を切り刻むだ、拷問だ、毒だ、顔に酸だと、だんだんとめちゃくちゃ物騒な方向に、淡々と話を進めていく。総真だけでなく、一磨までもが。

なんかもう、ほっといたらとんでもないことになりそうだと判断した俺は、総真を遮って叫んだ。