紅憐鬼


―京華side―


帰ろうと思ったら突然3人の女子に呼び止められた。


無視して帰ろうとしたけど、行く手をふさがれた。


帰らせてくれなかったからおとなしくついていったら校舎裏に連れてこられた。


「……………。」

私に向けられるこの目は妬み、憎しみ、憎悪。


「あなたなんで呼び出されてるかわかるかしら?」


「……………。」


分からない。興味ない。


「……私の彼がね?いきなり私に別れてくれって言うのよ。」


「…………。」


「なんでって理由を問い詰めたの。そうしたらね?私よりいい女がいるっていうの。クス」


「…………。」



「それがあなただって言うのよ?染羅木京華さん?」

クスクスと笑う誰だか分からない女。

「…………。」


「おかしいわよね?あなたより私の方が断然美しいと思わない?」


「…………。」


「……染羅木さん?聞いているかしら?」


「…………。」

「ちょっと、あんた!なんとか言いなさいよ!」


私の態度にイラだったのか彼女の取り巻きらしき人が声をあらげる。

そんなこと言われたって興味がわかない。

殴りたければ殴ればいいし、煮るなり焼くなり好きにすればいい。