「……なんかって、ひどいなぁ」

あははと笑う総真。


「……いいから、早く話せ。」

イライライラ……

さっきから総真のせいで俺の中のイライラが増し続けている。

「分かりましたよ。えーと……なんでしたっけ??」

こいつ…… 

わざとやってんのか!?

まぁ 総真だからな

ぜってぇ わざとだな。



コンコン。

もう、いい加減、総真を怒鳴ろうかと思っていた時、聞こえたノック。

「局長、副長 ただいま帰りました。」

 入ってきたのは、今日、総真、駿平と同様に、昔、俺らの仲間だった女が在学しているはずの高校に編入した一磨だった。

 やっと まともに話せるヤツが来た。

「もう、いいぞ。総真。もうお前には聞かねぇからそのまま黙ってろ」



最初から一磨をまっていればこうも疲れはしなかったろうな。

そう思いながら吐き捨てる。

 「一磨 すまねぇが、報告聞かせてくれ。こいつら、まるで役にたたねぇ。」

 総真と部屋の隅の駿平に視線を向けながら伝えた。