紅憐鬼


私は、お昼休みはいつも空がよく見える屋上か中庭で過ごすようにしている。 

どっちかっていうと屋上に行くことが多いと思う。


屋上は、あまり使う人もいないからひとりになれるし静かだから。


今日も屋上に行こうと思う。




屋上まで続く階段に向かおうと歩いて突き当たりに差し掛かった時誰かが向こうから出てきて、ぶつかってしまった。

「……!」

「……すまない。余所見をし……」

「ごめんなさい。急ぐので失礼します。」


 あまり人と関わりたくないので相手の言葉をさえぎって謝り、一礼して、その場を離れ、屋上に向かった。