だからほどほどにね?と彼女は笑った。
「ていうか、あんまり目立つことしないでよね?いちいち女子が騒いでうるさいから。」
沙耶ちゃんって周りに流されないというか、自分の意志を持ってるというか。
「それじゃ、私、ちょっと待ち合わせてるから。」
沙耶ちゃんはそういうと鞄を持って教室を出ていった。
沙耶ちゃんはその辺のキャーキャーうるさい女子とは違う珍しいタイプの子なのかもしれない。
そう思いながら、僕は京華ちゃんに視線を戻した。
京華ちゃんは 今だに窓の外を見ていたけど ふと気付いたように視線を教室内に戻し 何を思ったのか、ふらっと教室を出ていった。
