感情を捨て、人を殺し続けた彼女。

心の底に沈めた深い悲しみの゙傷゙


彼女に心を思い出させたのは


浪士集団『新選組』だった。
 

彼らは本物の武士だった。




人を殺すことしかできない彼女に居場所をくれた。


隊士になれと、お前の居場所はここだ。と言ってくれた。


ただ人を殺すためだけに戦った彼女が誰かを護るために戦えた。


彼らと過ごす日々が彼女に心を与えた。

彼女は初めて泣いた。


彼女は決めた。居場所をくれた彼らのために戦おうと。


最後まで『新選組』とともに在ろうと決めたのだ。