紅憐鬼


――――………


「…………くっ」


「ハァハァハッ、ーーーッ」


「「「…………」」」


その場にいた京華以外の俺たち全員が膝をついていた。


やっぱり、京華には、勝てねぇ……な。てか、前よりかなり強くなってやがる。なりすぎなくらいだ。


俺たちを見下ろすのは人形のような虚ろな瞳。


こんな目させたくねぇよ。
なんとかしてやりてぇ。


けど、どうすればいいんだよっ!?


自分の無力さに対する荒立ちでギリっと歯をくいしばる。


その間にも、人形のような京華は刀を振り上げていて。


降り下ろされると思った時、



『歳三』


そう声が聞こえた。


ハッとした瞬間、俺の視界はぐらっと歪んで。