突然デカルトの声が聞こえなくなった。
消えたのかな...そう思ったのだが...。
『やはりリリスが心配だ。それにいい機会だ。
明日の舞踏会でお前に会いに行くぞ』
「はっ!?」
信じられないことを言ってきたデカルトに、間の抜けた声を出してしまった。
「何言ってるの?あなたは私の中にいるのに、どうやって...」
『俺だってしっかり実体を持っている』
なら別に私の体にいなくても...。
『俺とお前は同じだといっただろう。お前の中にいることで、俺の力はより巨大なものとなる。もちろんお前にとっても同じこと』
「私はこんな力いらない!こんな誰かを傷つけるだけの力なんてっ!!」

