私は、女神でもなんでもない。無力で...非力な存在。
大好きな人が苦しんでいるのに、何もしてあげられなかった。
変われるものなら、変わってあげたかった。リリス様は悪くないのに。何もしていないのに。
なのにどうして?運命は私達からリリス様を奪うんですか?
どんどん、あの日の後悔の思いが募っていく。
「いけない...こんなこと考えてたら、きっとリリス様も悲しくなってしまいますね」
ブンブンと首を大きく振る。
「さぁ、お茶の用意をしなくては!」
とっておきの紅茶と、チョコケーキを食器に入れて中庭に向かった。

