ルイスの言葉に、涙がこぼれてきた。
止め処なく瞳から涙が流れる。



こんなにも、ルイスは私の事を思っているのに。もっとしっかりしなきゃ。
これは自分の弱さが招いた事なんだ。



また弱さに負けて、過ちを繰り返すわけにはいかない。
ルイスを少しでも疑った私がどうかしてたんだ。



「ありがとう、ルイス。もう大丈夫だ」



口元だけ微笑んでみせる。
私が笑ったことに安心したのか、フッとルイスが笑う。



「...ん」



視界が銀色に染まった。
この色は、きっとルイスの髪の色。



唇に柔らかい物が優しくふれた。