「ううん~何でもないよ」 そう?と私も深くは問わずに、またルイスの胸に顔を埋める。 私に妬いてくれたルイスが、とても愛しく思えた。 「あ...ルイス。訓練の途中だったよね?ごめん邪魔しちゃって」 少し名残惜しいけど、ルイスから離れる。 「いや、もう少し抱きついてても良かったんだが...」 「ん?何か言った?」 ボソッと呟いたルイスの言葉は、私の耳には届かなかった。 「いや、訓練に戻るよ。ゆっくりしていくといい」 「うん」 私も塔の中に入って、近くの段差の辺りに座った。