「失礼します...」
チョコッと扉から顔を覗かせる。
キョロキョロと回りを見て、ルイスを探す。
「リ...リリス様!?」
ビクッと肩が震える。
誰にも会わないように来たから...声をかけられてかなり驚いた。
さっきの騎士の人の声に気づき、中で訓練をしている人も一斉にこっちを向く。
皆、恐怖に染まった瞳を私に向けてくる...そう頭が勝手に解釈する。
嫌...見ないで...!そんな目で私を見ないで!
怖いよ...助けて...!
カクッと足に力が入らなくなり、倒れそうになる。
すると、何か力強いものに支えられて倒れる所は避けられた。

