「なっ!!私なんかに着られるドレスの方が、逆にかわいそうだよ。
それに、私が服に負けちゃうって~」



「そんなこと無いです!!リリス様は何を着てもお似合いです!!」


ミーヤの気に障ったのか、声を荒げて私が言ったことに猛反対してきた。



「でも...リリス様、本当は私嬉しいんです。また、こうして二人でお話したり...リリス様のお洋服を選んだりできて。もう二度とこんなこと出来ないと思っていたから」



少し控えめでに...手に持っていたドレスを胸にギュッと抱きながら言った。



「ミーヤ...」



それに私は、何も言えなくなってしまった。
こんなにも私の事を考えてくれることが、本当に嬉しかった。