*  *  *  *



あれから結局、私は朝まで眠っていた。



「リリス様!!今日はどのドレスにします?こちらにしましょうか~...ぁっ!でもこっちもいいですね~」



さっきからミーヤは、クローゼットと私の間を行き来している。
ぅ~んと唸りながら、頭を悩ませていた。



「ミーヤ、決まった??」



多分まだだろうが、一応声をかけてみた。



「まだです~!なかなか決まらなくて」



今も、さっき持っていたドレスとは別の二着のドレスを両手に持っていた。



「どれでもいいんじゃないかな??」



「駄目です!リリス様の美しさが増すような服を選ばないと!」