二人とも、なぜ?という顔をしていたが、すぐに部屋から出て行った。
「...シーラ。一つ聞きます。リリスから何か変わったものを感じませんでしたか?」
「どうしてそれをっ!?」
自分が相談しようとしていたことを、先にビリアさんに言われた。
「やっぱり...気づいていたんですね。リリスが闇から出てきたとき、あることに気づいてしまったんです」
いつもふわふわした笑顔を浮かべているビリアさんが、今は険しい顔をしている。
よっぽど大変な話なんだろう。
「何に...気づいたんですか?」
この問いにしばらくビリアさんは無言だったが、ゆっくりと口を開いた。

