* * * *
「リリス様...起きませんね~」
二年ぶりに会えた大好きなお友達の顔を、心配げに眺める。
あれから夜が明け、もうすぐ昼間になろうとしていた。
だがリリスが、なかなか目を覚まさない。
「ねぇ、ミーヤ?ビリアさんに見てもらったほうがいいんじゃない?」
「そうですね...なんだか心配になった来ましたし」
あの時は皆、リリスが帰ってきたことに夢中になっていたので...その後のことは考えてなかった。
ビリアさんも、大丈夫だろうと思ってリリスには付いていなかった...。
「私、ビリア様を呼んできますね!」
このままでも何も変わらないと思って、急いでミーヤはビリアを呼びに言った。