「リリスっ!!リリス!」
キョロキョロと周りを見ながら、リリスの名前を呼び続ける。
だが、周りは何も見えない。しかも、自分がどっちに進めばいいのかもわからなくなる。
「本当に、頭がおかしくなりそうだ...!」
体も重く、頭痛も激しくなってきた。
『ルイス様、大丈夫ですか?」
手元から、ビリアの声が聞こえた。きっと、鏡から声がしているんだろう。
「は...はい。俺は大丈夫です。ただ...リリスが見つからなくて。」
もうどの位ここに居るかは分からない。しかし、結構な時間は経っているような気がする。
こんな所にリリスは、二年間も一人で―――
それを考えると、何も出来なかった自分にまた悔しさが沸いてくる。

