「あぁ、必ず連れ戻す!」
自分に言い聞かせるように、頷きながら言った。
「ルイス様、これをもっていってください」
鏡のようなものをビリアから受け取った。
「これは?」
「こちらの人たちと通信できるものです。私のまじないを掛けておきました
これを持っていれば、しばらくは闇の中でも活動できます。しかし、決して長居はしてはなりませんよ!」
「ありがとう、じゃあいってくるよ」
鏡を握り締めて、扉の前に立つ。
「ルイス、必ず戻ってくるのじゃぞ」
父上が少し心配そうな顔を向ける。
「はい」
返事をして、俺は闇の中に飛び込んだ。

