破滅の女神~続編~


“なんだろうな…この感じ…暖けぇ…”


そう言って彼は少し笑った。その微笑みは柔らかなもので、今まで見たことが無いくらい綺麗だった。



「これからは、もっともっと素敵な感情を知ることが出来るよ!」



だから一緒に行こう?そう言って手を取ったが、ゆるゆると首を振られて。



「どうして…?」



“忘れたのか?俺の体は実体が無いんだ。これも幻みたいな物だ…”

「それはっ、何とかなるよ!ビリアさんやシーラもいるし!駄目なら私の体を…“お前の体に負担がかかる。それも忘れたか?”」


他になんとか言葉を探そうとするも、思い浮かばす唇を噛む。



“大人しく俺は消える事にする。十分すぎる位の事をお前に教わった…”

穏やかに笑いながら、私の頬をそっと撫でてくれた。
その手の感触が少しずつ消えていく様に感じられる。



「消えるって…それ…」



“大人しく消滅する。そうすればすべて丸く収まるだろ”


「消滅なんて…!何か方法があるはずだよ!!消える必要なんて…!」