「寂しかったよね…愛ってものが分からなくて、一人で…だた壊す事しか出来なくて…」
そう言うと彼の瞳がぐらりと揺らいだ。
頬を優しく撫でると、瞳から雫が一粒頬から伝った。
「ほら…涙を流せる人が、心が無い人なわけ無いよ。
やっぱり私にはルイスが居るから、貴方をルイスみたいに愛する事は出来ない…でも人の優しさを、別の意味だけど愛される幸せを分けてあげる事は出来るよ…」
ぎゅっともう一度抱きしめると、私の腰にデカルトの腕が周り抱きしめ返してくれた。
私の肩に顔を埋め、その体は小刻みに震えていた。
「ね…私と一緒に行こう?新しく、いろんな幸せを見つけていこうよ…。絶対に変われるから…」
じんわりと肩が湿る。
つられて私の頬にも雫が伝った。
苦しみを少しでも溶かしてあげたい。
破滅を呼ぶ存在でも、愛される事が出来る事を知ってもらいたい。
大丈夫だよ…。大丈夫…。
“はは…誰かにこんな事入れてたことも無いし、こんな事された事も無い…”
抱きしめる腕の力が微かに強められ、私も応えて少しだけ抱きしめる力を強める。

