確かにこのまま放っておいたら、この城だけではない。街にも被害が及んでしまう。
すべてが闇にのまれてしまってはいけない。
けれど、ただ封印するだけ…と言うのは嫌だった。
「二人とも、ちょっと待って!!」
「どうしたの?リリス、早くしないと…!」
「それは分かってる…。分かってるんだけど、封印するのはちょっと待って!!」
「何を言ってるんです、彼の恐ろしさは貴方が一番よくわかっているでしょう?」
ビリアさんが困ったように眉を下げた。
「…っきゃぁ!!」
「ミーヤちゃん!大丈夫!?」
吹き荒れる風にミーヤが大勢を崩した。すかさずカイルが彼女の体を支える。
私がこうしている間にも、闇はどんどん彼の体を包み込み広がっていく。

