“…愚かだな…本当に…。自ら苦しむ事を選ぶなんで。”
違うよ…。苦しむ道を選んだんじゃない。
私はルイスとなら、どんな事があっても大丈夫だと思うんだ…。
必死にかける言葉を考えるけど、どれも彼の耳には届いてくれない。
“なぜ俺を選ばない…。なぜ彼奴なんだよ…。俺じゃ駄目だっていうのか…”
「デカルト…」
悲しげに歪む顔にそっと手を伸ばす。
“触るな!!”
ブワッと風が吹き、部屋の窓が音を立てて粉々に吹き飛んで行った。
部屋に立ち込める気がどんどん重くなっていっている。
いけない…!!
嫌な予感がした。ゾクッと肌が粟立つ。
デカルトの瞳は赤く揺らぎながら、焦点を定めず揺らめいている。
「リリス!!大丈夫!?」
大きな音を聞きつけたシーラ達が部屋に飛び込んできた。

