デカルトを囲む雰囲気が、スっと変わるのを肌で感じた。
重く突き刺さるような、冷たい空気...。はっと私は息を呑んだ。
重い空気を纏う彼の瞳は、やはり寂しげで...顔を苦しそうに歪めていた。
「デカルト....あの....っ」
”もう....認める。どうやら俺はお前に惚れちまったらしい。この俺が、こんな感情持つなんて....笑えねえよ。おかしな話だ...破滅を及ぼすだけのこの俺が、人間の様に恋心を持つなんて...」
そう言うと彼は自傷じみた笑を浮かべた。
その顔があまりに痛々しくて、私も表情を歪める。
「そんな…私はルイスを愛してるの…えっと、だからデカルトの想いには…」
応えられないの...ごめんなさい...ごめんなさい。
眉を下げながら彼を見つめると、彼は益々表情を歪めギリッと歯を噛み締めた。

