やっぱり私、ルイスが大好き...誰よりも愛してるんだ...。
リリスは小さく微笑みながらそう言った。
その顔を見た瞬間、胸にズクリと黒い何かが宿る。なぜ、そんな顔をする...。なぜ、そんなに愛おしげに奴の名前を呼ぶんだ...。
その宿った黒いものは徐々に大きくなり、思考を支配していく。
“どこまでも、お前は愚かなんだな...”
無意識に口が言葉を紡ぐ。
「え...?」
意味が分からない。と言う様に首を傾げる彼女に、理解できない苛立ちがこみ上げた。
“まだ分からないのか?お前をたかが人間が理解出来る訳がないんだ...。また傷つけられ、お前を涙を流すだろう”
「そんな事ないよっ!ルイスはちゃんと分かってくれてる...誰よりも私を愛してくれてるんだよ!」
眉を寄せ声を荒らげる彼女に、苛立ちは募るばかり。苛立ちという感情を通り過ぎ、ドロリと重く醜い感情がこみ上げてくる...。

