『…なぜ…あの男なのだ…。なぜ俺を見てくれない…。あんな男より、俺の方が苦しみを理解してやれる…。それなのに…』 赤い瞳をスッと細め、デカルトはその端正な顔を歪める。 なぜ……俺では駄目なのか…? その声はリリス達に届かず、そのまま闇の中に溶けて行った。