* * * * 「いよいよだな...」 緊張が混ざったような声で、ルイスが呟いた。 今は日が暮れ、満月が真上に昇っている。 「さぁ、ルイス様。準備はいいですか?」 真剣な表情で、ビリアが問いかける。 俺も顔つきを変えて、はいと返事した。 俺は深く深呼吸をして、シーラが立っている魔方陣を見つめる。 リリスを助けられるのは、俺だ―――。 リリスを助ける方法...それは単純だが、とても困難なことだ。 まずビリアとシーラが、扉を開ける魔方陣を作る。