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ルイス…ルイス…。
どうして…。
嫌だよ…嫌いにならないで…。
もう我侭言わないから…。
ごめんなさい…。私が居たから、邪魔だったかな。
こんな事になるなら、どうして私を助けたの?
貴方に会わなかったら、こんなに辛い思いしなくてすんだのに。
頬を伝う冷たい雫は、もはや雨なのか涙なのか分からない。
何も考えることが出来ず、ただ無我夢中で冷たい雨の降り頻る中走った。
「きゃぁっ!!」
飛び出ていた木の根に躓いて転んでしまった。
白いドレスに、ベットリと泥が付く。
よく見ると裾は殆ど泥まみれで、純白色の面影は殆ど残ってない。
ここは…どこだろう。
何も考えず走ったため、迷子になったようだ。
辺りには建物も人影も無く、木々が生い茂っている。

