ダリアの居場所がこの城に無い事は、ここに居る全員も分かっていた。
「ミーヤちゃん、この子は僕が連れて行くから、君はタオルを準備したほうがいいよ」
「え?」
何故?というように首を傾げるミーヤに、カイルは笑みを浮かべた。
「ほら、多分二人ともびしょぬれで帰ってくると思うからさ」
「あぁ!なるほど。分かりました。直ぐに用意します」
パタパタとミーヤは準備に取り掛かった。
「言っとくけどね。この事全部王様にも報告するから。」
そういうと、ダリアはパッと顔を上げて顔を青くさせる。
そんな顔するくらいなら、最初からあんなことしなきゃいいのに。
「カイル、私がこの女部屋に連れて行くよ。
早く王様に話したら?」
「そう?じゃぁお願いしようかな」
「そう。分かったわ。
…ほら、いつまで座ってるのよ。早く部屋に行くわよ」
グイッとダリアの腕を掴んで、シーラは部屋に向かった。
カイルも直ぐに王室へと向かって行った。

