「もう…いいよ」
そういってリリスは走りだしてしまった。
直ぐに追いかけようとすると、服の袖をグイッと引っ張られた。
袖を引っ張っていたのはダリアだった。
「お願い!行かないでっ」
「だが…」
「あんな我侭な子よりも、私の方がいいわよ!あんな子、もう嫌いになったでしょう?
私なら貴方を幸せにすることが出来る。
だってあの子は人間じゃないもの!早く嫌いになってよ!」
そう声を荒げて言うダリアは、とても具合が悪そうには見えない。
何よりリリスの事を言われた事に腹が立った。
「俺がリリスを嫌いになる?そんな事あるわけないじゃないか!
…随分元気そうだな…?」
「私…早く貴方がリリスの事を嫌いになってほしいの!
私を見て欲しいの!」

