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仕事に区切りが付き、俺はリリスに会いに行こうと部屋を出た。
「今日は雨が酷いな…」
そう呟いた言葉を、雨の音は容易く飲み込んでしまう。
最近忙しくてリリスとの時間を作れなかった。
前にも似たことがあって、不安な思いをさせてしまったし。
今回も、また落ち込んでいるかもしれない。
あの子の笑顔を奪ってしまう自分がとことん嫌になってしまう。
「…ルイス…」
「ダリア…」
最近具合が悪いと言っていたから、寝ていると思ったのだが…。
「あの…私…」
「どうしたんだ?」
弱々しく言葉を発するダリアに声をかける。
「ちょっと熱っぽくて…眩暈がするの…。
一人じゃ不安だったから…」
そういって俺の腕に、自分の腕を絡めてきた。

